くじゅう 白丹の朝

くじゅう白丹で再び朝を迎えた。
春とは思えないほど空気が澄み、
冷え込んだ大気の中に鳥の声がこだましている。
まだ眠りの中にある集落を見守るように聳える九重連山に光が届き、
やがて大地の緑にゆっくりと陰影を生み出してゆく。
まるで印象派の絵のような美しい里山の朝だ。

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森に足を踏み入れると、小さな朝露で靴はびっしょりだ。
カメラを地面に置き、虫の目になった気分で世界を眺めてみる。
朝露だけでなく、葉っぱには霜が縁取り、
それらはまるで宝石のように輝いている。

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ため池は鏡のように森を映し、川は眩しい光の粒の流れ。
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小さな集落にはひっそりとバス停がある。
時刻表を見ると平日で一日一本。
土日はない。
なのでまだバスを見たことがない。
白丹温泉館があるので、少数ながらも外部から人が来ることはあるらしい。
交番と公民館が1軒。
なぜかパーマ屋が2軒。
商店は1軒もない。
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こんな集落の周囲に、
こんな美しい世界が広がっているということを知った春の朝。

FUJIFILM X-T2

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