筑前琵琶

筑前琵琶を修復する職人である、ドリアーノ・スリスさんを取材撮影させていただいた。
イタリア出身であるドリアーノさんは70年代に琵琶の修復技術を学び、
今では非常に貴重な職人さんとして筑前琵琶の修復を行っている。

いろいろとお話をお聞きしながら、この琵琶という楽器の奥深い魅力を知ることができた。
あまりにも繊細な技術が使われていて、その難解さゆえに職人さんがなかなか育たないのだという。
細部にまで技が光る筑前琵琶。
西洋のギターなどの弦楽器とは比べ物にならないほど、
また同じく琵琶である薩摩琵琶と比べても非常に細やかな技術を要するという。
弦を固定する部位は象牙で模様が彫られていた。
本体はいわばはめ込み式で、ほんのわずかなズレも許されない。

そして音。
日本人の多くは正直に言ってしまえばビヨヨヨーンと、何やら不気味な印象を持っているかもしれない。
しかしこれを欧米人が聴くと、ものすごくモダンな音に思えるのだという。
モダンな音、そう思ってこれから聴いてみようと思う。

はて、思えるかなあ。

画像


FUJIFILM X-T2

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