南阿蘇村へ

久々に南阿蘇村へ。
ちょうど熊本に用事があったので、そのまま俵山トンネル方面へと向かった。先月に復旧したばかりのこの俵山トンネルのおかげで南阿蘇へのアクセスはずいぶんと楽になった。あのアップダウンの激しいグリーンロードは風景もよくてそれはそれで面白い道ではあったけれど、かなり時間を要していたし、冬場の走行は無理だろうと思っていたので、この復旧はとても大きい。一応トンネルは前線開通しているけれど、そこまでのアクセスはまだう回路を使用することになっている。このう回路も結構な坂道だったりするので、早く元の道が復旧してほしいなと思う。それでも地震から一年もたたないうちにこれだけの道をつくってしまったのはすごいなあと驚かされる。
 南阿蘇ではまず知り合いが勤めているモンベルに立ち寄った。僕が冬に着ているジャケットは山小屋勤務時代に支給されたモンベルのジャケットであるが、もう20年近く着ていることになる。濃い緑色だったんだけど、もはや不思議な草色に変色していて、これを味わいというのは単に古くさくなっただけかは意見の分かれるところ。僕は味わいと無理やり思うようにしているんだけど。かなり暖かいジャケットなので重宝している。いつかこれに代わるモンベルジャケットをと思ってるんだけど、これを手放すのももったいなくてなかなか踏み切れないでいる。店長さんにも「おー、着ていただいてますねー」と言っていただき、まだまだ着続けることになるかなあと思ったりしている。一応店内のジャケットをいろいろ見てまわってはいるんだけど。 モンベル南阿蘇店では2階がイベントなどが開催できるスペースがあるので、いつか写真展でも開催できればと思っている。
 そしてそのモンベルの駐車場を挟んだ向かい側に南阿蘇観光協会があり、そこに写真集を持って行った。もちろん差し上げました。何かのお役に立てればということで。 するとその隣におられた方が「その写真集、先日移動本屋さんで見ましたよ」と声をかけられた。その方は近くのパン屋で勤めているらしく、そのパン屋の隣に移動本屋さんが時々やってきて営業しているとのこと。僕もこの本屋さんの存在は知っていて、そこで僕の写真集を発売直後に注文して買っていただいた方も知っている。きっとその時に見ていただいたということなんだろう。そしてさっそくパン屋さんに案内していただいた。
 そのパン屋さんは地元の人でないとなかなか来ないような(たどり着けないような)場所にある。それだけで魅力的だ。「DACCO」という名のパン屋さんで、倉庫を改造したような建物で営業されている。もう6年目というのに僕はまったく知らなかった。近くの道は通ってたはずなんだけどなあ。食パンとあんぱんを買ったけれど、これがとても美味しい。もちろんいい環境で食べるということもあるんだろうけれど、これはかなり材料にもこだわっているに違いない。いつか取材の機会があればと思っている。
 それから介護施設で働いておられる方に僕のカレンダーを届けに行った。この方が移動本屋さんで買っていただいた方なのだ。いろいろつながっているもんですねえ。
 
 そして日が暮れはじめ、南阿蘇村は黄昏あとの青い空気に包まれ始めた。この青の時間の撮影はとても詩的な感情になるのでとても大切にしている。
 竹崎水源という看板を見つけ、入ってみる。ものすごく分かりにくい場所にあるので、あまり知られていない水源だろう。小さな森のような中に水源がある。おそらく昼間にくれば緑が豊かな場所なんだろう。日暮れの時間なので水も葉っぱも青い。そんな光景を三脚をたてて撮影していた。水の音がとても心地いい。
FUJIFILM X-T2 18-135 cc
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