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zoom RSS 京都 思い出の石段へ

<<   作成日時 : 2017/03/20 23:11   >>

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久々に京都へ。
京都は訪れるたびにいろいろと刺激をもらったり心を鎮めてくれる場所なので、定期的に行くべき場所と思っている。
今でも時刻表には必ずといっていいほど駅前のホワイトホテルの広告があり、あの絵を見るたびに不思議と旅情がかきたてられる。2度ほど泊まったことがあるけれど、ぶら下がり健康器が置かれていたりとレトロ感も満載だった。もう泊まることはないと思うけれど。いやあるかなあ。

今回行ってみて思ったのは、あまりにも人が多すぎるということ。
もちろん僕もそのうちの一人なので文句は言えないだけど、
それにしても多すぎじゃないかなあと。
平日なのに駅は大混雑だし、バスはギュウギュウで、観光案内所は長蛇の列。
久々にイノダコーヒーでも行こうかと思ったんだけど、こちらも行列で順番待ち。
なので珈琲はやめた。
まだシーズンというわけではないと思うんだけど、
やはり京都って世界的に大人気の場所なのだ。
福岡どころじゃあないんだなあと改めて感じた次第。

地下鉄で五条あたりへ向かい、夕暮れの鴨川沿いを歩いてみた。
淡い青の中から人々のざわめきが川音に混じって聞こえてくる。
するとこの賑わいもなかなかいいもんだなあと思えてくる。
木造建築から漏れてくるやさしい灯りが川面を照らしている。
風流だなあ。
やがて四条大橋が見え、
ひっきりなしに行き来している人々のシルエットが薄暮の空に抱かれている。
なんていい時間だ。

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しばらく祇園あたりを歩いているうちに日が暮れ、赤い提灯が石段をを照らしだす。


翌朝は静かな場所へ行ってみようと、駅で行き場所をいろいろと探ってみる。
この京都駅も光によってさまざまな表情が生まれている。
朝から非常ににぎやかで、やはりイノダコーヒーは行列だ。
なので珈琲はやめた。
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大原へはまだ行ったことがない。
地図で見るとかなりの山手にある郊外。
時折小雨のぱらつく川沿いをバスに揺られ、およそ一時間。
到着したバスターミナルは人もまばらで、先ほどまでの駅の賑わいがうそのように静まりかえっている。
そこから坂道を歩いて10分ほどで三千院の入口に到着。
僕はお寺の歴史についてはほとんど知らない。
ただその年月を積み重ねた雰囲気が好きで、
その時間の中に身を置くだけでも大事なものを得たような気分になってくる。
本堂に「虹の間」という空間があり、ふすまに虹が描かれている。
誰も来ないようだったのでしばらく眺めていた。
お寺の空間は大自然の中に身を置くことと、とても似ていると思うことがある。
具体的にどう似ているのか、説明できないけれど、
自然の雄大な広がりと似たようなものなのでは、と思う。
いにしえの人々の自然感というのもきっと関係しているだろうし。

春の鳥の声、小雨のかすかな音、心地いい。
まだ黄緑色の苔も美しい。
このお寺、結構好きだ。
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三千院を後にして、田舎の小道をしばらく歩く。
青空が見えはじめ、里山が輝きはじめる。
庭先ではマンサクが満開を迎えていた。
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細い川べりの道を歩き、小さなお店をのぞき、ゆるやかな坂道をゆくと、
寂光院というお寺にたどり着いた。
本堂へと続く石段が目の前にある。

ここで僕は不思議な感覚を覚えた。
この場所はずっと昔どこかで見たことがあると。
でもこの大原に来たことはもちろんない。
この特徴的な木々に囲まれた石段は以前どこかで見たことがあるのだ。
何か霊的なものではないかと少々不気味に感じたりもしたのだが、しばらくしてハッと思い出した。
中学生の頃だったか、このお寺のジクソーパズルを持っていたのだ。
最初で最後のジクソーパズル。
何でこんな渋いジクソーパズルを選んでしまったのか、まったく覚えてないけれど、
とにかくこの石段の紅葉のジクソーパズルだった。
お寺の名前が読めなくて、母から「まあ渋いの選んだねえ、どこのお寺?」 
と聞かれても答えることができなかった。
そんな意外な思い出がよみがえった京都大原、寂光院。
そしてこの日、このお寺の読み方も初めて知った。
ジャッコウインだ。

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本堂は平成に入ってからの火災で焼失してしまい再建されている。
庭は平家物語の頃からほとんど変わってないそうだ。
なんと平家物語に登場する松も存在する。

心を鎮めながら思い出の石段を下り、京都の1日は暮れてゆく。

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