シャッター音を傍らに ー川上信也撮影日記ー

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zoom RSS 「どうしてダサくないんだろう」 写真展を終えて

<<   作成日時 : 2016/12/29 23:31   >>

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2016年の12月、とりあえず写真集「阿蘇くじゅう 朝の光へドライブ」を完成させ、ブックスキューブリックでの刊行記念スライドトークショー、天神新天町ギャラリー風、富士フイルムフォトサロンでの写真展、ギャラリートーク、セミナーなどなど、できることは何でもという感じで結構いろんなことをやってきた。およそ3週間前のキューブリックでのイベントなどははるか昔のことのように思えてくる。とにかく風邪をひいてはいけないのでかなり気を張っていたけれど、とりあえず大きな山を越えてホッとしている。
 今回の写真集や写真展は新しい試みにずいぶんとチャレンジしてきたので、ワクワクする気持ちと同等なくらい、どういう評価をされるのかずいぶん不安に思う日々も続いていた。結果的にみなさんにとてもいい評価をしていただいて、非常にうれしく思っている。改めてほんとうにありがとうございました。きっと復興の力にもなっているはず。
 写真展でとても印象的だった感想をいくつか。
 とあるおばちゃんの独り言のような感想。
「どうしてダサくないんだろう。なんでダサくないんだろう」という言葉を繰り返していた。ちょっと声をかけてみると、「私たちのグループが風景を撮るとダサーくなってしまうのにね、どうしてこれらはダサくないんだろーねー」とのことだった。うーんどうしてだろうね。でもこれは僕にとってはとてもうれしい言葉で、風景写真でダサいというニュアンスは何となく分かる。ありふれているというか溢れているような風景写真などなど、言葉ではなかなか説明できないんだけど、確かにダサいと感じてしまう風景写真ってけっこう多いような。おばちゃんにとってダサくなくてほんとよかったです。うれしいですね。とても素直な感想だろうと思うので。
 とある女性写真家のセリフ。
 この方は最初見に来た時に「ソフトすぎる!」と吐き捨ているように言って出て行ったのだが、次の日に「もっとじっくり見たい」といって再びやってきた。僕は前日の事で少々腹立たしく思っていたのだが、一枚一枚説明してゆくとその方の表情は次第に変わってゆき、「大好きになった」と言った。もちろん僕がではなく写真がということです。その後その方は毎日のように会場に姿を見せ、差し入れや客引きまでしてくれるようになった。いい意味でかなり変人の部類に入る方だろうと思うのだけれど、僕の柔らかい描写の中に力強さを感じてくれた方だったんだろうと思う。
 ほかにも絵を描く力をいただいたという画家の方や、音が聞こえてきそうと何度も往復してくださった方、数ある風景写真の中でどうして川上さんの写真に惹かれるか分かった気がする、などなど、僕がとても感激するような感想を数多くいただいて、結果的に僕の今までの写真展の中では最高の評価をしていただいたという実感がある。これは写真集に関しても同じことで、ぜいたくな余白のページ、マットの手触り感、春に始まり春で終わる物語のような構成、などなど、じっくり見てくれた人ならではの感想がうれしい。
ほんとうにみなさん、ありがとうございました。
写真は富士フイルムフォトサロン福岡での最終日、12月28日ですが、僕は仕事で会場にいることができませんでした。どこにいたかというと雲仙。帰りの有明フェリーからの一枚。最終日にこんな撮影を楽しんでおりました。
なおキューブリック箱崎店での展示は来年1月下旬まで続いております。
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