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zoom RSS タデ原 たそがれ時

<<   作成日時 : 2016/10/08 23:26   >>

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先日南阿蘇での撮影のあと、久住高原を巡り、夕暮れ時に長者原に着いた。
ここに広がるタデ原は僕の大好きな場所の一つで、特にこの頃は福岡への帰り道の途中に立ち寄ることが多い。3年前から早朝をテーマに撮影していたので、ここでの夕暮れ時はホッと一息つく、いわばオアシスのような場所だ。かといって撮影しないわけではないんだけど。
この日もタデ原の木道を歩き始めたのは夕方6時前だった。風景を美しく映し出すたそがれ時だ。空気が澄んでいるからか、山々の輪郭はとても明瞭で近くに見える。足元ではススキがささやくように呼びかけ、地平線とまではいかないけれどはるか彼方まで見渡せる大地に時々雲間からきらめく光が降り立っている。木道の所々に休憩場所のような四角いスペースが設けられていて、そこにしばらく座って軽やかに頭上を流れてゆく雲を眺めていた。
 雲の動きに大地が答えるようにススキの波音が辺りを包んでいる。これは風の音なのかススキのすれ合う音なのかよく分からない。ここでも鹿の鳴き声が響いている。いやあれはキツネだろうか。飯田高原では何度もキツネと遭遇している。悲鳴のように聞こえてちょっと不気味だけれど、それらもいっしょに波音にまぎれてゆく。
先日愛機になったばかりのカメラ、X-T2を取り出しシャッターを押してみた。この全身を覆う心地よさを表現できるだろうか。あえてモノクロに設定し、目の前の雲の質感を表現してみる。軽やかなシャッター音だけれど、この音、先日知り合いの編集者がリスが餌を食べているような音、と表現していた。リスが餌を食べる音なんて聞いたことないけれど、もしかするとこんな音かもなあという気もしてくる。カシッ カシッ・・・ 様々な自然の音の渦がタデ原を駆け巡っているようだ。
 やがて日の入りの時間を迎え、木々の葉は一気に深い緑色になり、雲は赤みを増してゆく。そして美しい藍色の幕が空一面に下ろされる頃、一番星が輝き始める。
これが家路につく時間の合図。
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