シャッター音を傍らに ー川上信也撮影日記ー

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zoom RSS 南阿蘇 夜明けのとき

<<   作成日時 : 2016/10/03 11:15   >>

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熊本地震後、初めて南阿蘇村で朝を迎えた。
南阿蘇村は地震後も何度か撮影で足を運んでいたのだが、寝泊まりして朝の撮影をしたのは一年ぶりくらいだろうか。福岡を夜の8時半ごろ出発し、益城熊本空港インターで降り、そこからグリーンロードで南阿蘇へと向かう。土曜の夜ということもあってか車も多い。阿蘇大橋がなくなってこのグリーンロードが主要道路となっているけれど、坂の勾配がけっこうきついので冬はどうなるんだろう。スタッドレスでも結構怖いなあというくらいの勾配なのだ。
 南阿蘇道の駅に11時半ごろ到着。車が5台ほど止まっている。いや泊まっているかな。入口のところでパトカーとすれ違ったけれど、こうやって見回ってくれているのはとてもありがたい。若者の集会が行われていたりすると立ち寄りもできないからね。南阿蘇にはそんな人たちはいないんだろうけれど。そういえば先日とある方にパトカーから職務質問されないための心得のようなことをきいた。車も身なりもきれいにしていること、ウィンカーが切れてないことなどなど。 僕は一度だけ受けたことがあったが、それはほかの車と離れて木陰で昼寝していたときだった。どうして一台だけ離れているのかなーと思って、と言われたけれど、知らない方々の車に寄り添って止めたりしたらその車の方から不審に思われちゃいますよね。警察の方にとっては離れてるほうが不審に思えたらしい。でもちょっとでも怪しいと思われる方がいないか見回っていただいているのはとてもありがたいと思っているのです。

早朝の4時くらいに道の駅を出発。
以前撮影したことのある高台の農道沿いへと向かう。
今回の撮影は11月完成予定の写真集のためのもので、この場所からの写真も掲載予定なのだが、ちょっと納得していない部分があったため、撮り直しということ。そして震災後ということも大きなキーワード。復興には何より多くの人が南阿蘇を訪れることだという住民の声を何度も聞いてきた。震災後にとにかく美しい朝を撮影しておきたかった。そして新しいカメラ、FUJIFILM X-T2で初の阿蘇撮影だ。

夜明け前の農道を走り、ちょっとした広場に車を止め、ライト、エンジンを切る。とたんに闇だ。この瞬間が恐ろしくもあり期待を抱かせる瞬間でもある。シカの声があたりに響いている。まだ動物たちの時間なのだ。空には久々に見る満天の星空。あまりに多すぎてかろうじてオリオン座とシリウスは分かる。しばらく星空を撮影し、南阿蘇を見渡してみる。するとうっすらと町に霞がかかっている。雲海まではいかないけれど、その薄いヴェールのような霞が町灯りをぼんやりと浮かび上がらせている。幻の世界のようで何やらいとおしい気分になってくる。空には赤みが現れ、深い青とのグラデーションが映し出される。これははもうすぐ太陽がまぶしい朝を連れてくる合図だ。目の前ではまだ開ききっていないススキが虫の声に交じってかすかな音で揺れている。
素晴らしい南阿蘇での朝時間。
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